Stage
2022年公演
2001年パトリックホワイト劇作家賞を受賞し、クイーンズランド州首相の文学賞の最終候補に選ばれたReg Cribb(レジ・クリッブ)によるオーストラリア戯曲「The Return」。2006年にはJeremy Sims(ジェレミー・シムズ)が監督し、「フレオの最終列車」としても映画化もされた作品です。近年、日豪交流などでオーストラリアは数多くの芸術祭が存在していることも知られ、日本でもオーストラリアの文化・芸術が愛されるようになってきています。それはオーストラリアの文化には先住民と移民との関係性という背景がありながら共存し年々豊かに織り交ぜられ、社会問題に切り込む姿勢、対立・利害、中心部などの都市と地方の格差などを突きつけるテーマ性、国籍問わずの人間の人生の普遍性と悲哀を垣間見ることが出来、共感部分が多いからだとも言えるかもしれません。和田憲明の得意とするとらわれた空間での人間の葛藤と関係性、そこでこそ生まれてくる言葉のやりとり、会話を積み重ね汲み取り、見えてくる熱量のこもった濃密な時間の作り方をいかんなく発揮できる一作を活躍中の中堅どころから若手の出演者で作り上げます。
訳者:佐和田敬司
翻訳家(第10回湯浅芳子賞受賞)、早稲田大学教授。著書に『オーストラリア先住民とパフォーマンス』(東京大学出版会)、『現代演劇と文化の混淆』(早稲田大学出版部)。翻訳書に「オーストラリア演劇叢書」①~⑭。近年の舞台翻訳に『ミス・タナカ』(江戸糸あやつり人形・結城座)、『エブリマンとポールダンサーたち』(新宿梁山泊)、『ジャック・チャールズvs王冠』(字幕/ふじのくに⇄せかい演劇祭)、『ジャスパー・ジョーンズ』(名取事務所)、『フューリアス』『女と男とシェイクスピア』『面と向かって』(俳優座)、『聖なる日』『リムーバリスト―引っ越し屋―』(俳小)などがある。
ウォーキング・スタッフ プロデュース
「リターン THE RETURN」
2022年5月14日(土)〜5月22日(日) 小劇場B1
【脚本】Reg Cribb【演出】和田憲明 【訳者】佐和田敬司
キャスト
石田佳央
長村航希
蓮井佑麻
福永朱梨
星野園美
公演日程・全10ステージ
5/14(土)…18時
5/15(日)…14時
5/16(月)…19時
5/17(火)…14時
5/18(水)…19時
5/19(木)…14時
5/20(金)…19時
5/21(土)…14時/18時
5/22(日)…14時
※受付・当日券の発売は開演時間の45分前より、開場は30分前からとなります。未就学児童のご入場はご遠慮ください。
(注)開演時間を過ぎてご来場されたお客様は、指定のお席にご案内できない場合がございます。お早めにご来場くださいますようお願いいたします。
チケット
チケット料金(全席指定・税込)
一般 4,000 円/当日 4,500 円/U-25 2,500 円
※ U-25要年齢証明書(ウォーキング・スタッフの HP からの販売)
チケット取り扱い
カンフェティ
0120-240-540 通話料無料・受付時間平日10時~18時
※事前発券
ウォーキングスタッフ予約 (U-25はこちらから)
※当日受付精算
新型コロナウイルス感染防止対策を徹底した上で安全な開催を確保するため、状況により客席の販売数やその他の対応に変更が出る場合がございます。ご来場前に必ず公式HPやTwitterをご確認ください。 感染拡大のリスクをできる限り回避するためご協力をお願い申し上げます。
感染症予防対策のお願い
チケットをお買い求めの際、またご来場の前にご一読お願い致します。
チケットに関するお問い合わせ
▼作品・出演者紹介
▼舞台写真公開
スタッフ
舞台美術:塚本祐介 照明:佐藤公穂 音響:長柄篤弘(ステージオフィス) 音響操作:早川迪(ステージオフィス) 舞台監督:澤麗奈(obbligato) 舞台監督助手:澤根菜摘実(obbligato) 衣裳 :岩男海史(アヴァンギャルド×コンプレックス)衣装協力:牧野iwao純子(ダダグラム) 演出助手:山﨑総司/武田篤
特殊効果:Vanity Factory 宣伝美術:藤尾勘太郎 記録撮影:佐島由昭 写真撮影:二石友希 WEB宣伝:mtakeda(junksharp)
制作:石井久美子/横井佑輔 制作助手:磯崎みずほ 当日運営:飯塚なな子/大友泉 制作協力:石井光三オフィス
企画製作:ウォーキング・スタッフ
協力:アルファエージェンシー/オーチャード/ギフト/柿喰う客